下道トコトコの会のこれまでとこれから スペース8月27(土)20時から
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私と貫入さんという友人が愛知県でやっている「下道トコトコの会」という会(読書会、ジン作り、好きなコンテンツを紹介する会の開催などを主な活動内容としています)のオンラインイベントの告知です。「下道トコトコのこれまでとこれから(下道トコトコでやりたいこと、扱って欲しい本大募集)」というタイトルで8月27日土曜日Twitterのスペースをやります。きてくださると嬉しいです。
これまでに下道トコトコの会の読書会では
『八本脚の蝶』
『ドンキにはなぜペンギンがいるのか』
『トラブルとしてのフェミニズム 取り乱させない抑圧に抗して』
『その後の不自由』
を扱いました。今決定している今後の読書会の課題図書はオンラインか対面かは未定ですが、桐野夏生の『OUT』、『社会を扱う新たなモード』です。
九月はオンラインで中井久夫の本を読むか、という案が出ていますがまだ課題図書未定なので、これがやりたい!という本を思いついた方はぜひ27日のスペースにいらしてください!また、好きなコンテンツや好きなものを紹介する会というのもスペースで九月に行う予定です。日程決まり次第また告知します。
8月6日、7日の日記(コロナと読んだ本の話多め)
8月6日(土)
朝:自分や周囲の人のコロナ対策がおざなりになってきていることを感じる。屋内ではマスクをして、手洗いして、体温測って、終わり。まあこれすらしない人がいるけど。彼氏が配達の受け取りでマスクしてなかったり手を洗ってなかった時があって注意したりした。かくいう私も体温を会社で測ったりしている。二人ともズボラだから気を引き締めねば。
お盆休みの愛知から神奈川への帰省は当然やめたし、会社とスーパーしか基本行ってないけど、それでもうつる時はうつるだろうし、スーパー銭湯とか図書館は行くし、そもそも会社に行ってる時点でどうなんだろう。
会社にはウレタンマスクで咳をしまくって帰された人とかいるし、寒気があってダウン着てるのに出社してる人とかいるし、マスクなしの歓送迎会の宴会もあったし。こんな意識低すぎの会社なので、近くの支社からは既にバカスカコロナ感染者が出ている。私はそこに派遣されることもあるのでかなり危なかった。
感染したくないし、後遺症怖いし、人にうつすのも嫌だ。住んでる市では3年ぶりに花火大会があるらしいし、コロナだっつってんのに何もないかのように日常が続いていることにしたい意味がわからない。そんなの当たり前のことだと思うが、怖いといえない空気があり、それが怖い。
国も自治体も会社も信じちゃダメだし、連休はなるべく家で過ごして、暑くない時間にサイクリングでもしようと思う。
てか、ヒマ。昨日寝た時間が早すぎて、5時半に目が覚めてしまい、トーストとコーヒーの朝食をとって、シャワー浴びて髪乾かして化粧して着替えて、洗濯物取り込んで畳んで洗って干して、本を一冊読み切って、ゲームやって、音楽聴いた。日記も書いてる。
で、今8時50分。家でできることを全部終えてしまった気がする…いっそもう一回寝るか?でも全然眠くないからムリ〜!
午後3時:図書館行ってきて帰宅し、本読みながら彼氏とお茶。
ムレスナの「幸せを感じる極上のキャラメルティーという、ほんまッ美味しい紅茶 スーパーキャラメルティー」(超絶うまいけど商品名が異常だしパッケージにも全面に怪文書が書いてある)を買って、ミルクティーにして、そばぼうろを一緒に食べた。そばぼうろというお菓子、神奈川で見たことないので初めて食べたけど、紅茶とかコーヒーによく合う甘さで、しかも100円くらいでめっちゃ安くて良い。
今日借りた本→
(昔ウェブで無料公開されていた「災害が本当に襲った時」と間違えて借りてきてしまった。でもこっちもいい本。コロナ禍と震災は人の手でコントロールできないものに翻弄される異常事態という点で同じだし、危機に陥った時過去はどう対処したのか知りたくて読みたくなったのかもしれない。中井久夫の文章はいつも、人間ってここまで崇高にもなれる生き物だったか、それにこんなによく事物を見て分析することができるなんて、と読者をびっくりさせるような感じ。)
・ジュディス・L・ハーマン、中井久夫訳『心的外傷と回復(増補版)』
(中井久夫の名訳も相まってめちゃ面白い。
フロイトなど男性の臨床家、研究者が女性の声をいかに無視したか、戦争の帰還兵と性被害者の呈する症状の類似、いかに自助グループなどを組織して、他者と繋がりつつ自分の声を社会に存在させていくか…などなど、内容満載。
心理学やフェミニズムのまぎれもない名著だと思うし、最近読んだ『その後の不自由』やいつか読書会やろうと言っている『ヒロインズ』や『愛について』ともテーマ的に関連する本。)
・荒井裕樹『障害者ってだれのこと?「わからない」からはじめよう』
(まだ出だししか読んでないけれど、車椅子の人と後ろに立つ人のイラストを見て、後ろに立つ人を家族か介助者だと思い込んでしまう先入観がこの社会に生きる人たちにはあるよね、恋人かもしれないし友人かもしれない、ということが書いてあって、いい本の予感。)
・アイリス・オーウェンス『アフター・クロード』(めちゃくちゃ口が悪い女が主人公の小説らしい。)
今日読んだ本→
・松波太郎『カルチャーセンター』
(死んだ作家志望の友人が書いた小説を自分の小説と他の小説家や友人の書評と挟んでプロの作家が出版するなんて聞いたことないけど、そういう本。ほんとに面白くてびっくりした。最初は「万華鏡」も松波太郎が書いてて友人の西原さんは架空の人物だと勘違いして読んでいたのだが、西原さんの名前を検索するとほんとに出てきて、本物の鎮魂の書だったと読後に知った。)
・田房永子『大黒柱妻の日常』
(妻が経済力を持つと昭和のお父さんみたいになるそうな。私は子供産む気もなければ結婚もしておらず、障害者雇用のパートでしか働いていないので収入も低く、主人公とは全く立場が違うけれど、思考実験というか、別の立場に置かれた人がどう考えるようになるか追体験しているようで面白かった。基本的に日本は子供を産めと言うだけで、子供を育てられるようにできている社会ではないということもよくわかった。 主人公たちはめちゃくちゃ工夫してやってくんだろうけど、正直個人の努力では無理ゲーのような気もする。)
(キラキラしていて絵柄がほんとに可愛い。でもだからこそ、弱くて小さいチビ猫が出会う現実の残酷さが際立つ。)
ムレスナティーのキャラメルめちゃうまい(三杯目)
(服装→黒のハイネックT、ピンクのマーメイドスカート、白い蝶のビーズのネックレス)
8月7日(日)
仕事していると緊張感でなんとか人間の形を保っていられるが、出かけない休日はいつも疲れと鬱でヘロヘロのスライム状態になってしまう。重めの双極性障害と、虐待、いじめ、性被害などが原因の複雑性PTSDがあるという超ややこしい状態なので、基本的にずっと精神状態が良くない。多動気味でもあるので、家にずっといることが強いられるコロナ禍はすごくストレスが溜まる。去年は爆発するように躁転して、その後動けなくなって10日くらいとはいえ入院してたし。
買い物行きたいし、ラーメン二郎行きたいし、東京遊びに行きたいし、実家帰って猫に会いたいし、ウォータースライダーあるプール行きたいし、海行きたいし、バーベキューやりたい。とはいえ当然自分や他人の命かけてまでではないので家にいるが。
家はしんどい。自力で気を紛らわせないといけない。(http://hatakoshi-mhc.jp › kan...PDF神田橋語録 - 波多腰心療クリニック
神田橋條治によると、躁鬱の人は外に出るのが向いてる場合が多く、本の虫とか向いてないよ、とのこと。)
読書して、音楽聴いて、ネトフリ見て、家事やって、というインドア生活に向いている人が大変羨ましい。
それに病気のせいもあって「ぼーっとする」がとてもきついのだ。風呂入ってリラックスしようにも、嫌な気持ちや不安が押し寄せてくるので、2分くらいが限度。
こういうネガティブなことをガーっと書いてストレス発散できるから日記始めてみてよかったと思う。誰かに聞いてほしいことはブログに転載、誰にもいえないことは日記にだけ残しておく方式が今のところあっているみたい。
今朝は彼氏と近所の喫茶店にモーニング食べに行く予定だったけれど、彼氏全然起きないし、私は鬱で頓服キメてるしで中止に。
コーンフレーク食べて、ミルクティー淹れて、レミオロメンの『ether』を聴きながら日記を書いている。
レミオロメン、中学生の頃にちょっと好きで、高校に入って「真面目すぎてつまらない」などと言って離れたのだが、確かに「声と曲が良くていいこと言ってて聴いてても親が心配しなさそう」なところが物足りないと思う時はあるが、メンタル弱ってる時聴くにはいい。すごく落ち着く。
ところで、北海道に赴任している23歳の弟がいて、神奈川まで帰省して、ついでにロッキングオンフェス行くらしい。職場で隣の人にコロナが出たとか言ってるのにマジで大馬鹿野郎だと思う。
本当に不思議なんだけど、今やってるロックフェスに行きたいか?
去年折坂悠太が出演辞退していたのはほんとにちゃんとしてるなぁと思って印象に残っているけれど、今年もっとコロナの状況がやばいのに今年は出演していて、WHY?って感じだった。
去年はクロマニヨンズとか坂本慎太郎とかもなんかのフェスに出てて、一時期精神的に支柱にしていたようなミュージシャンがそういう選択をしたことに対してショックを受けた。
「誰もまともじゃないし、信じられない」とツイートをしたら、まともがわからない、あーあーうーと坂本慎太郎の歌詞で揶揄って引用リツイートしてきた奴がいてブロックしたのとか覚えている。
私は好きなミュージシャン追ってるだけで、ロックについては全然詳しくないけど、ロックってカウンターカルチャーとかオルタナティブな何かだったりしないわけ?なんとなく楽しく音楽が鳴っていれば、人命がそのことで脅かされてもいいのか?お金が絡んでるから止まれない?
それって随分体制順応的というか、体制迎合的だよね。やる人も出る人も見に行く人もみんな何考えてるんだ?何か考えてるふりをしつつ、何にも考えていないのではないかという気がする。
私は向いてないなりに、ストレス溜めながらも、家にこもって本を読んで過ごします。死にたくないし殺したくないよなぁ。
(服装→ハレのピンクのサテンシャツ、黒ワイドパンツ)
日記(8月1日〜8月5日)
8月1日(月)
友人のことでショックなことがあり、抜け殻のような状態で仕事に行き、ゴミのようなクオリティの仕事をして(紙折り機に紙をまともにセットできなくてぐちゃぐちゃにして詰まらせたり)、亡霊のような状態で退勤。
吉野家で牛丼並を食い、スーパー銭湯に来て、途中寄ったスーパーで買った酒(カンパリ)と自販で買った不二家ネクターをスーパー銭湯のトイレで水筒にぶちこみ調合したものを飲みながら、現在大浴場の前のロビーの机でこれを書いている。良い子は(良い大人も)真似をしてはいけません。
ヤケ酒、ヤケ風呂、ヤケ漫画ということで、このあと漫喫に行きます。今の心境は「助けてくださーい」だ。
思うのは、一人で大人しく続けようと思って始めた日記を1週間で耐えきれなくなりブログで公開してしまうのは弱さから来る行動だということだ。自分だけで考えを心にしまっておけず、ブログは続いても日記は続かない。
で、今日はただただ苦しくて書きたいことがうまく浮かばない。メンヘラ同士の友情は時に苦しいとだけ。
追記
夜になって友人から無事だと連絡が来たのでホッとして、さらに酒を飲みながら漫喫でポーの一族を読み、その後爆睡。明け方家へ帰り再び寝る。
(服装→
黒ハイネックTシャツ、ベージュのパンツ)
8月2日(火)
仕事が休みだったので、ドーナツ持って友人のお見舞いに行った。友人の家の猫が触らせてくれて嬉しかった。
クソ暑い中5時間くらい外出していたので激しく疲労、自分を労うためにドラッグストアでネイル2本(白と透明ホログラム)とポンジューススパークリングを買った。カンパリポンジュースしにして飲むのだ。俺カンパリましたよねという下らなダジャレを思いつく。疲れすぎだろ。
夕方カウンセリングを受け、友達のことまで手が回るようになったなら進歩だと言われた。たしかに自分のことで手一杯で友達の人生のことどころじゃないのが常だったかも。
ネイル塗ったけど全然乾かず、ホログラムも全然くっつかず、ちゃんと乾いてないのに乾かすのに飽きて髪の毛にドライヤーし始めたら左手の大部分の爪がグチャァってなりやがったが自業自得だ。
実家からは段ボールで本を送ってもらい、メルカリで桐野夏生原作、森園みるく作画『キアラ』を買い(彼氏曰くギャグではなく真剣に『パタリロ』をやってるみたいな漫画)、Amazonで椎名うみ『崖際のワルツ』を買ったので読むものが大量にある。
本棚を最近買ったばかりなので詰めよう。そして読もう。
(服装→白ビッグTシャツ、黒ワイドパンツ
汗をかいたので途中から赤ボーダーTシャツ、黒ストレートパンツ)
8月3日(水)
朝:朝から腹を下している。正露丸飲んだけど、こんな腹で会社行きたくない。というか、腹がどうであろうと会社には行きたくない。疲れた。行くが。
夕方:帰宅。外が暑すぎて会社に着いて検温したら37.3度あり、上司に伝えたら、更衣室で5分くらい涼んでからもう一回測って、と言われてその通りにしたら平熱になった。今度から家で体温測ってから出よう。
今熱あったらコロナの可能性高いし、すごく大変だけど、そんなのどうでもよくなるくらい今日は仕事したくなかったので(どんだけ仕事したくないんだ)、つい帰れなくて残念だと思ってしまった。
だがラッキーなことに、家で余ったからと上司からそうめんを4食分もらえるということがあり、テンションが上がった。ブチ上がった。というわけで、今日はもらったそうめんが夜ご飯。
実家から積読をたくさん送ってもらったのにどうも読む気になれず、津村記久子『やりなおし世界文学』やら穂村弘の『図書館の外は嵐』やら皆川博子『彗星図書館』やら面白い本のカタログ本みたいなのをパラパラめくっている。
また読めもしない量の読みたい本が増えていく。でも読んでいない面白そうな本がこの世にはまだまだたくさんあるというのは、生きる理由の一つとして私にとっては割と大きい気がする。
本をたくさん読んで、賢くなって、世界のなるべく深くて遠いところまで行きたいと思いすぎて、心身共に調子が悪くて本を読むどころじゃないのに本を買って自分を追い詰めて、ということをここ数年ずっと続けていたが、最近やめた。
それをとことんまでやり続けて亡くなった二階堂奥歯のことを知った影響もあると思う。
今は、自分と言葉の関係をより良いものにしたいし、本や言葉や書くことや読むことを、自分を追い詰めるものから、味方に変えていきたいと思う。
よく思うことだけれど、世間でなんとなくイメージされているより、読書や言葉にまつわる行為は恐ろしいものだと私は思う。読書はいいことだと疑わずに、子供や若者に読書で心を養えとかいう人のことを信用できない。齋藤孝がベストセラーとか聞くとゾッとする。
本を読むことは自分が変形させられる体験だし、どこに連れて行かれてどう変えられてしまうのか、自分では決められないしわからない。当然、ひどく傷付けられることだってある。
かつてある作家が、人が自殺するような力を持った本を書きたいと言っていて、その人の発言も作風も今ではだいぶ世界を肯定することを肯定するものに変わったけれど、そのベクトルの本は間違いなくある。で、すごく魅力的だったりする。
以前から読みたかった大島弓子『綿の国星』を全巻買った。椎名うみ『青野くんに触りたいから死にたい』4周目を読み、村田沙耶香の『私が食べた本』という本のカタログ本もちょっと読んだ。桐野夏生と松浦理英子の本の評が入ってて得した。
(服装→紫サマーニット、黒ストレートパンツ)
8月4日(木)
昨日はそうめん茹でてたら突如この世のものとは思えないほどのダルさに襲われ途中で彼氏にバトンタッチし、そうめん茹でる続きと野菜炒め作りをやってもらった。さらに洗濯物も任せてしまい、ご飯食べて風呂歯磨き服薬全て放棄し、8時に寝た。
小学校低学年の頃、「コナン君(名探偵コナン)のアニメが終わったら寝る」ルールが家にあったが、それよりも早い。10時間睡眠。
プール行けたら行こうなどと思っていたし本読めたら読もうなどと思っていたが全てが無理だった。
ところで読みたい本がありすぎるあまり、読みかけで止まってる本が常時15冊くらいあり、まあ適当に読み散らかしとけとも思うが、ちょっと悩む。
この世には必要な知識だけ仕入れることさえできればつまみ食いでもいい本というのもあると思うが、小説ってなかなかそういうのなくて、私が読み散らかしてる8割は小説なので、微妙。
(服装→パワショルダーの黒ブラウス、白のベルト付きワイドパンツ)
8月5日(金)
もう何もできん。メンがヘラっており、体も限界。プールも全然行けてないし解約を検討したい。
会社で200件くらいある客のリストを渡され、項目別に分類して数を数えてやりとりした金額を電卓で足していって合うか試すという地味で地道にやらないといけない仕事をしてきて、トイレでサボりながら白目剥いてしまうくらい疲れた。
障害者雇用、社内ニートになる場合も多いとネットでよく聞くし、仕事もらえてるだけマシなのかもしれないが、忙しすぎてつらい。
コーヒー無駄に何回も注ぎに行き、飲み、その結果トイレに無駄に何回も行く、という方法でサボってはいる。多分バレている。
週4日6時間勤務という舐めた労働時間でこんなに瀕死だということは、クローズフルタイム雇用とかやってたら即死だったな。障害者雇用にしてよかった。
ところで社長がいつも自分が外出する時に冷房の温度を上げていく(節約のため?)ことが嫌がらせにしか思えない、という話題でみんなで盛り上がった。
あと、会社に来たお中元をみんなで山分けし、ビール2本、ジュースとコーヒー、お菓子などをもらって帰ってきた。今の会社はもらえるものが多くて嬉しい。ビールをレッドアイにして飲むべく、彼氏にトマトジュース買ってきてもらった。
というかついにお盆休みだー!休むぞー!やったー。
(服装→黒ブラウス、白スカート
疲れてるとモノトーンばっかになることが判明した1週間だった。ほぼ毎日黒と白を組み合わせている。)
日記(7月24日〜7月31日)
7月24日(日)
書く欄がその日ごとに区切られている日記帳を無印良品で発見し、それなら続くのではと思い金がないのに日記帳購入。
日記嫌いなんだよなー。書くのはともかく読み直すといつも最悪な気分になる。ならやるなよ、と思うが、なんかたまに書きたくなるんだよなあ。
ところで、物って必要!!って思いつい買ってしまうが、金の方が必要だ。今月は障害年金が入るまでのあと21日間を45,000円でやらないといけない(5日半端に働いた分の給料が25,000円くらい出ればの話)。
予言。書くのは一行でもいいから絶対日記を毎日書く、とか決めてても、毎日書くということはない。メンヘラだから。ていうか貧乏だと金のことしか考えられねえし書かねえし。終わっとる。
今日はショッピングモールAに行って会社の安い椅子の背中のところにつけるクッションを買い、ユニクロでシームレスのパンツ(下着の方)買い5000円くらい飛んで行ってしまった。
しかし必要経費。コーヒー水出しポットを買ったから(彼氏が)明日から水出しコーヒーが飲める。
ところでサザエさん症候群で死にたいんですが…
(服装→
プニュズのショッキングピンクのスカート、ユニクロセオリーコラボの黒のハイネックTシャツ、エイトテンスの黒のスリッポン、アナスイのピアス、パープルのネイル、緑の靴下
休みだからめいっぱい派手な格好した。)
7月25日(月)
思ったより給料が多く振り込まれており、ラッキーだけどよくわからない。32000円だった。25000円とかかと思ってた。
水出しコーヒー、激安スーパーのプライベートブランドの500g377円の粉だけど、まずまず美味しくできた。一回1リットル50円、500ミリリットルだと25円…。毎回ペットボトル買ってるから彼氏は早く水筒買ってこれを詰めてった方がいいと思う。
ところでマツキヨであと1300円買うと来月のポイントも2倍…。でもそんなに買うなよ。罠だよ絶対。
てか日記ってその日1日あったことを書かないと面白くないのでは?朝起きてすぐ日記を書いているのだが、そんなことってある?
今朝はヘルシンキラムダクラブのHello My darknessを聴いている。曲はいいけどボーカルのツイートのノリが合わないのでフォロー外した。
最近生理でガタガタだったから今日は調子が良くてよかった。そろそろまた前みたいに婦人科でピル処方してもらおうかなぁ。
(服装→黒のハニーズのワイドパンツ、ハニーズのボウタイピングブラウス、ピンクグレージュのネイル)
7月26(火)
昨日の夜は何をしても気分が晴れず、生理前後だから仕方ないか、と思ったが、スーパー銭湯で風呂入って『寄生獣』読んで、漫喫で『青野くんに触りたいから死にたい』と『女の園の星』読んでコーンスープとかメロンソーダとか飲んだら帰る頃には元気になっていた。
漫画で感情を動かして、いつも家にいるから漫喫に環境を変えてみたことが良かったのか。
あと会社の近所のリサイクル屋で古着買った。
明日は会社の大規模飲み会がある。社長の話はとても聞きたくないが、新人は自己紹介があるので
このご時世に抗原検査受けて出席しないといけない。ホテルのご飯は楽しみなので、昼ごはんを軽くしていく。
(服装→
エニィシスの黒ブラウス、黄色の花柄のスカート、黒のパンプス、ジャラジャラのピアス)
7月27日(水)
飲み会の時、歳の近い人とテーブル近くて話せて良かった。社長が若い女子社員に対して肩揉んであげるー、とマッサージをしていたのを目撃し、表彰の時に男性には仕事ぶりの話をするのに、女性には顔ちっちゃいね!などと容姿の話をするのがかなりクソだった。
いつもわたしに対しては温厚なあるおじさんが
上司のことをデカい方の禿げてる人、小さい方の禿げてる人、と呼び分けていることを知り、ちょっと面白かった。
会社にいると会社ごっこをしている気分になる。プレイだという気分があるからやっていけてるのかもしれない。
今朝は洗濯物を畳んでケースにしまうのがとても面倒くさくてやりたくない。やるが。
カウンセリングで、本を以前ほど読めなくなったことがアイデンティティクライシスにつながっているという話と、『青野くんに触りたいから死にたい』にいかにはまっているかの話をした。
(服装→
ユニクロセオリーコラボ黒パンツ、レースピンクブラウス)
7月28日(木)
昨日は疲れて9時に寝てしまい、朝の6時に起きた。漫喫に泊まる→飲み会で遅い→メンクリ行って遅い、と連日夜に出かけていたから疲れたのだろう。
西村賢太の『やまいだれの歌』面白い。萩尾望都の『私の少女マンガ講義』という本も面白い。
取り合わせが意味不明だが同時進行で読んでいる。
新しいメンクリは、主治医がちゃんと薬の説明や治療方針の説明をしてくれて良かった。
というか最近化粧品や服の衝動買いが少なくなったから、メンタルの調子はブレはあっても悪くない。化粧品は辛くなると買ってしまうので一種のパラメーターかもしれない。
アイシャドウがめちゃくちゃ溜まっているのだが、まあ毎日違うアイシャドウするの楽しいし、病んでる心を守ってくれたのが化粧品だと思うので、今あるやつは古くなるまでは大事に使いたい。
今のところ日記が続いているね。今日は昨日に続きデータ入力ばっかやってたら辛くなってしまった。早く寝よう。
(服装→
ユニクロハイネック黒Tシャツ、アダムエロペ白パンツ、香水シャネルのココマドモアゼル)
7月29日(金)
まだ仕事に慣れていないからかもしれないが、時給960円では割に合わないくらい仕事が大変な気がしている。
ていうか、一般雇用の派遣で6時間で時給1200円くらいのデータ入力の仕事とか探せばあるんじゃないのか?果たして今のところで昇給を待つのはいいことなのか?
ただ、不動産関係の経理、保険、総務の事務のいろいろな仕事をできるようになっておけば転職に有利だろう。薬が効いて安定して働けるようになったら、2、3年はいるけど転職を考えようかな。せめて時給千円は超えてほしいよねえ。
一昨日も履いてたユニクロの黒パンツまた履いてるんだが。ユニクロを新品定価で買うのはとても癪だが、ものすごく着心地がいい。
まー誰も見てないし、二連ちゃんで履いてったわけでもないし、何も問題なし。
なんか会社行く時用の安いピアス欲しいな。
ねむたい。でも金の方が欲しい。もっと欲しいのは健康。
(服装→
袖フリルベージュTシャツ、ユニクロ黒パンツ、ゴールドネックレス)
7月30日(土)
最悪なことに、風呂の浴槽と壁の隙間に落ちた
魔女工場のクレンジングオイル(2200円)を取ろうとして浴槽を傾けたら戻らなくなり、大家に連絡して業者に来てもらったら、数万の出費になりそう。
金額が後日わかるというのがじわじわ最悪な感じだ。隙間があって物が落ちるようになっていて、そこを埋めてくれてなかった大家にも非があるのだから、業者代はせめて折半が筋だとゴネてくれと彼氏に伝えたが、彼氏はゴネに積極的ではないなが解せない。貧乏なのに!
私は払いたくないのでもし払うハメになったら障害者雇用でワープアなんですと泣きついて親の脛をかじろうと思うが、こんなことで借りを作るのも嫌だし、死ぬほど憂鬱…。
もうそのことに頭を占領されてしまって何も手につかない。2200円のクレンジングのために下手したら数万を失うとか…。もうシャットアウトしよう。無理矢理頭から追い出す。
朝からフレンチトーストを作り、プールに行き、マツキヨでオリーブグリーンのアイライナーを買い、図書館に行き、これさえなければ最高の一日だったのに。吐きそう。せめて収入が人並みにあれば。
(服装→プニュズのテレビを金属バットで破壊して怒ってる女Tシャツ、GUのジーンズ)
7月31日(日)
昨日のショックをまだ引きずっている。漫画に逃避して現実を一旦忘れようとして、あやうく約20000円(セールで半額ポイントバック)の『ランドリオール』全巻を買って、そのポイントで青野くんに触りたいから死にたいを買おう!というアホの小学生みたいなプランを実行しそうになり、あと35000円で15日やってかないといけないので頑張って思いとどまった。
『ランドリオール』のセールは8月11日まであるし、多分それ逃してもまたセールあるし、思いとどまって、『青野くん』は漫喫にあるので、やはり思いとどまった。『青野くん』はめちゃくちゃ面白いわ。
主人公には家庭に味方がいないし、歪んだ環境で育ってきて人間関係がうまく作れないから最初は彼氏が死んだら自分も死のうとするだけなんだけど、だんだん成長して他人のことがよく見えるようになったり、愛したり愛されたりできるようになるんだよ。作者には、レジリエンスつうか、人間の心の底力への信頼がある。
来月、コロナ給付金や障害年金や給料を合算するとかなり収入があることが判明したのでようやく心が少し安らいだ。
私と同じようにMARCH出た人々、特に男、毎月給料だけでこれくらい貰ってると思うと腹が立つが、家庭や車や家や子供を持つつもりがないから足りるっちゃ足りる。
水泳物語 ①変なフォーム
ここ二、三ヶ月くらい近所のスイミングクラブで週3日、1キロほど泳いでいる。
泳いでいる時に、ブログも水泳もやっているんだからブログに水泳のことも書けばいいとなんとなく思い浮かんだ。
高校の頃も水泳部と漫研を兼部して水泳部で部長をやりつつ水泳部の胸糞悪い話を4コマ漫画にして漫研の部誌に載せていたのでやっていることにまるで成長がない。
20年水泳をやってきて得たのは水泳はエンタメ性に欠けるスポーツなので泳いでいる最中脳内が思考とも言えない思考のゴミでいっぱいになるという気づきだ。
水泳にまつわる脳内のゴミが溜まってきたのでそろそろゴミに出そうと思った。水泳について書こうと思う。
なぜか最近になって、クロールで掻いている際、右手を強く水面に叩きつける癖がついてしまい、ストロークの一回一回は痛くないが、500メートルくらい泳ぐと小さなダメージが蓄積されて微妙に痛むという状況に悩まされている。
以前はそんなことはなかったので、要はバチャーン!と雑に突っ込むから良くないんだろうと、手をそっと水に入れてみたり、入れる向きを変えてみたり、スピードを緩めて泳いでみたり、いろいろ工夫してはいるのだが、全然直らず、あああ直らん!地味に手が痛い!と常に思いながら泳ぐ羽目になっている。
思い返せば、私は自由型の長距離の選手として中学、高校と部活で泳いでいた頃からフォームを直せと言われ続けていた。
中学生の頃、
「左腕が盆踊り大会みたい」
と部員の誰かに言われたのを記憶している。
見てみると、確かに大会の時に他の部員によって撮影されたクロールを泳ぐ私は、左腕で水を掻いて出したところで無意味に踊りのような動きをしてから水に入れるという動作を繰り返していた。
そりゃこんな泳ぎ方してたら進まないわけだ、なんで無駄に手のひらをヒラッとさせているの?と自分でも不思議に思うその変な動きは、タチの悪いことにレースの時などスピードを出そうとした時にだけ出現した。
フォームを撮影してもらい、見返して直せと言われて直そうと思っても、スピードを出すとどうしても左手だけヒラッとなってしまうので、自分はそういうメカニズムでしか泳げないと思い諦めた。
昔からビート板キックだけ妙に速いというのも微妙だ。
泳ぐ時の推進力は主に腕が担っていて、バタ足は体を支えるのが目的と言われている。
腕を回してもあまり進まないが、バタ足だけ速いという状態だと、推進力が足に偏り、その結果体力を無駄に消耗し、水泳部であるにもかかわらず妙に肺活量がないのも相まって2回掻くごとに一回呼吸をしないと酸欠になり、(普通は長距離のクロールは4回か8回に一回しか呼吸しないと思う) 呼吸のしすぎでロスタイムが発生し、遅いタイムがさらに遅くなるという負の連鎖が生じる。
理屈で考えて直そうと思っても一旦変な癖がつくと意外と直らない。
現在の私は右手がビターン!ダッシュ時左手ヒラッ!バタ足無駄に速い!の三拍子揃った変な泳ぎで泳いでいるということだ。
「ビターン!ヒラッ!バタ足速い!」
「ビターン!ヒラッ!バタ足速い!」…
今のフォームを上から撮影されて眺めることがあったらだいぶ妖怪だと思う。
大人は変なフォームで泳いでいても誰からも指摘されないため、自覚していない変な癖が他にもあると思うと怖いが、下手な人が好き勝手に泳いでいても誰からも怒られないと思うと、自由も感じる。
メモ的な日記
・自分の書いたものが最近恥ずかしくて読めない。それなりに人の文章を読んだり、ブログを書いたりしてきたはずなんだけれど、書けるとか書けたとかいう実感がないし、端的に向いてないんだろうな。
あと、一般に流通してる文章を書いてる人ってものすごく読んでる場合が多いんだろう。読んだ量それなりレベルの私ではかなわないのは当然だよ。
また、私にも文体とか癖とかがあって、読み返すと自分の声を聞いてしまったみたいできつい。
しかし向いてないなら向いてないなりにやろうと思う。
・うちの家族はやばいが、うちの家族個々人がやばかったというより社会問題が家族を通して襲ってきたのであって、問題が家族個人の性格だけに起因すると思ってしまったら見誤るし、敵を小さいものだと思い込みすぎることになると思う。
・ちっこいニキビがポツポツできるのをブチブチ潰してしまうため、全然肌が綺麗にならない。
風呂でめちゃくちゃにやってしまう。
いつも少しでも暇な時間があるとすぐ死にたいとか消えたいとか思ってしまうし、フラッシュバックもあるので、軽い自傷で紛らわせているのだと思う。
かさぶたとかささくれも剥いてしまう。
発達障害の人の手持ち無沙汰なときのための手いじりの用のクルクル回せるアクセサリーが存在していることを知ったので、買おうか思案している。
・ダイエットは1.5キロ痩せて停止。好きなものを制限して、あすけんを使ったカロリー計算と運動をストイックにやって、体重を毎日測っていたら、食欲が無茶苦茶になって、1週間くらい過食祭りしてしまった。これはまずいと思い、水泳だけにしている。それから、太る原因と思しきバルプロ酸を医師と話し合って抜くことになったので、その効果に期待。ただまた躁転したらと思うとすごい恐ろしいですが。
二階堂奥歯のこと
著者は25歳で自ら命を絶った博覧強記、乱読大魔王の編集者で、この本は彼女のネット上の日記をもとに作られている。解説含め14の、生前の著者と交流があった人々の文章が収められているんだけど、男性のものがそのうち10本で、彼女の容姿について思い入れたっぷりにやたらと褒めていたり(論外)エキセントリックな女子として妖精さん枠に閉じ込めているようなところがあったりで、だいぶ嫌。二階堂奥歯のテクストは素晴らしいのに、巻末の「あの日、彼女と」という他人の文章を読んで、気持ち悪かったから本編を読むのをやめてしまったという友人までいる始末。
ところで服装やキャラクターが女のコ女のコしてると、読書オタクの集まりは大変居心地が悪い。
私もそうだったからそこにすごく共感。
インテリ男を知性と倫理観でぶった斬っていく逞しい中年奥歯も見たかったな!
それか仕事も日記も交遊もやめて隠里で本を読み続けている妖怪になった奥歯がどこかで生き続けていてくれたらいいのに。妖精ではなく妖怪です。
本の読み過ぎは実感として体に悪い。体を通した体験の流入が減る。頭の中で同じことをぐるぐる考えてしまうという凡人でもやりがちなことをやっていても二階堂奥歯は表現力がずば抜けて高いからそれっぽく見えてしまう。
しかし、二階堂奥歯に対して、「身体性を持たない、現場を知らない」と指摘した人物がいたと
2002年3月18日の日記に書いてあって、それを受けて二階堂奥歯はその通りだと認めているけれど、私はそれを言った人に違和感を覚える。ブッキッシュな人の身体性や現場の知り方だってあると思う。何か身体性とか現場とかいう言葉をすごく狭い意味で使ってる気がするなぁ。
それにしても、八本脚の蝶は読みだすと止まらない。もう五、六回読んでると思うが、読むたびに前に読んだ箇所とは別の箇所に美しさを発見したり、気づきを得られたりする。
10年後とかにも多分読み返して何かを発見していることだろう。
この本を私に薦めてくれた人(一回しか会ってないマッチングアプリで会った男の人)サンキューな。
私にとって二階堂奥歯がかつて生きていて書いてくれていたことは限りなくポジティブなことだ。