名前氏のブログ

日々の記録

生きるのはできてる(少し前の日記大放出①)

⭐︎ジンにしようとして書いた日記が少し古くなってしまい、またジン用原稿は新しく書き直そうと思うので、約2万字をちまちま分けて少しずつブログに放出することにします。

SNSでの感想が励みになっています。いつも読んでくれてありがとうございます。


⭐︎2024/04/20 (日)夜 夜中の散歩

自分の二十代前半くらいの時のことをなんとなく思い出していた。

 当時の部屋が汚すぎて、立て膝をしたら床に落ちていた星のピアスの針部分がプスっと垂直に刺さり、「膝ピ」なる状態になってしまって、痛すぎて逆に痛くないなとぼんやりとしてしまったこと。

 毎日授業も出ずに大学の図書館に毛布と枕を持ち込んで誰もいない書庫の床に寝そべって本を読んでおり、しかもそれをかっこいいと思ってやっていたこと。

 髪がセルフブリーチとマニックパニックで緑だったから、銭湯へ行く途中にガガ様ですかーと道で男に煽られてむかついたこと。

 ほんとに夜中に毎日3時間くらい下高井戸、明大前、日大あたりをウロウロ徘徊していて、それをとって夜中の散歩というブログを書いていたこと。

 

 


⭐︎2024/06/12 石和

婦人科と歯科への通院と家事を終えて、昼食にうどんを食べ、汗だくになったのでシャワーを浴びた。

ちょっとした達成感を覚えながら、エアコンが効いた部屋のベッドに寝転がり、小さい音で青葉市子を聴きながら寝室の床に転がっている『一日外出録ハンチョウ』を読んで、石和が親知らずを粉砕されながら抜かれる回が読みたいけど、何巻だかわからん、などと考えていたら、ブワッと多幸感が湧いてきた。

 

ミッションは終えた、エアコンの涼しい風、心地よい青葉市子の歌声、手元にはハンチョウ、ハンチョウを読み終えたら適当に昼寝、これ以上の幸せは果たしてあるだろうか(いや、ない)。

 

⭐︎教育が殺す

「名前氏さんがいじめに遭うのはあなたが部活だけに参加して授業をボイコットするような我が強い性格をしているからです。」

「加害者に聞き取りをしたけれど、あれくらいのいじめで学校に来られなくなるなんて弱いと言ってましたよ。私もそう思います。」

 

中学の頃、学年主任と二人きりになったときにこう言われた。いじめの相談をして、返り討ちにあった。味方かと思ったら敵のボスだった。

こいつの国語の授業で文庫本を読んでいたのがバレて没収され、定期テストでクラス一位だったのに通知表に低い評価を書かれたとか、前からゴタゴタはしていた。

 

普通のプライドと倫理観がある教員なら、いけすかないと思う生徒でも成績が良かったらそれはそれ、これはこれで成績評価を適切につけるし、その生徒がいじめに遭っていたら解決の方向に動くはず。

 

 まあ全くもってそうじゃなかったから、学年主任である特権をフルに使っていじめに加担し、隠蔽して私から安全に教育を受ける権利を奪った挙句二次加害的な言葉で脅迫してきたというわけだ。

 

この教員の性格が捻じ曲がっていて人間性がクソなのは事実だが、それ以上に構造上の問題があるから。教員の側は加害した生徒の側についたほうが楽をできる…楽な方がいいよね、私は反抗したかったというよりはふつうに生きていたかっただけなのだけれど。

 

⭐︎8月4日(水)なんかに語りかけてる…

私は現在30才で、パートで働きながら日記を書いて売っています。23の時に発覚した精神的な疾患の関係で活動量が落ちて代謝も下がるなどし、服薬のせいで食欲が今もかなり増えているといった状態です。

7年で30キロほど体重が増え、理想の体型と現実の自分の乖離によるギャップのしんどさと共に生きています。

私には太っていることに落ち込んでいる時のための自分励まし用脳内メッセージのようなものがあって、「私は確かに太りに太ったが太っても美人」ここまではいいのですが、「痩せていても私より魅力がない人間は掃いて捨てるほどいる」と続きます。

 

お前…いい性格してんな…?と天使の自分が呆れ顔でこちらを見ていますが、悪魔の自分は、痩せ至上主義のクズ社会から散々サンドバッグにされてきて、少しのふてぶてしさも悪意も持たずに生き延びるのは困難だと喚き散らしています。悪魔優勢。

わたしが穏やかな気持ちで生きていけるのはいつの日になるのでしょうか。というか、果たして心の安寧を私は望んでいるのでしょうか。

 


⭐︎へこたれ日記 2024/08/04(水)

 

クソ暑いわ鬱だわ結婚が決まるわでへこたれている。心だけでなく免疫も弱ってるのかカンジダにもなっている。かゆい。誰か助けて。

障害者(私)と結婚していると彼氏の会社が月に2万円くれるからというのと、保護猫施設が猫を譲渡してくれやすくなることが理由だ。

その2万は猫の餌と家賃に充てることが決定。

彼氏の苗字はわたしの苗字になる。

苗字変えたくねー…とテンション下がっていたら彼氏が申し出てくれた。マジ申し訳ないので謝った。謝ったからなんなんだろう。でもなんで私が謝らないといけないんだとも思う。私ら二人に日本が謝れよ。

 

選択制夫婦別姓すら通らない国ではなんの権利が奪われてても当然だし、日本って話聞いてないし、うちの親のようだと思う…「俺の幸せは俺が決める、お前の幸せも俺が決める」胸糞悪い。

 

カウンセリングに行った際、結婚パワー、すなわち法律とか国とかのパワー使ってがんじがらめに拘束し合わないと保たないようなカップルなんて最初からくっつくんじゃねえよ、真っ当な誇りある人間ならそんなものに寄りかからずパートナーシップ築くのが筋では…とブツブツブツブツ言っていたら、Eじゃん結婚最高じゃんというようなことを言われ、心がヨレヨレになってしまった。

 なんとか体勢を立て直し、人の権利は一人一人守られた方が良いし、同性婚もないのに私だけ結婚したらわたしの交友関係の中にかなりの比率で存在するクィアの友人達になんて申し開きするんですか、わたしは恥ずかしい。

 中学生の頃に安野モヨコ先生のハッピーマニアを全セリフ言えるまで、いや、DNAに刻み込まれるまで暗記したんだから!「結婚なんて意味ないじゃない!」ってタカハシを殴りながらタカコだって叫んでいたじゃないか!

モヤモヤモヤモヤモヤモヤモヤモヤモヤ。